二種免許

タクシー・バス会社向け|特定技能「自動車運送業」の二種免許 学科試験対策【2026年版】

タクシー・バス会社向け|特定技能「自動車運送業」の二種免許 学科試験対策【2026年版】

2026年1月23日、特定技能「自動車運送業」の日本語要件が下がりました。乗合バス・タクシーの区分で、日本語能力試験N3相当からA2.2(JLPT N4相当)以上へ緩和されています。

採用の間口は広がりました。しかし二種免許の学科試験は、何も変わっていません。95問を50分で解き、100点満点中90点以上。これが合格ラインです。

つまり、こういうことが起きます。日本語がN4の人材を採用できるようになった一方で、その人が越えなければならない試験は、日本語を前提にしたまま据え置かれました。

警察庁の運転免許統計によると、二種免許の試験では1年間に29,570人が不合格になっています(令和7年・日本人を含む数字)。

この記事の結論

特定技能の日本語要件は2026年1月にN4相当まで下がりました。二種免許の学科試験は95問・50分・90点以上のまま、変わっていません。採用の条件だけが下がったため、採用はできたが免許が取れない人材が増えます。

この記事は、タクシー会社・バス会社の採用担当者に向けて、二種免許の学科試験が採用計画のどこで障害になるのか、何を先に確認すべきかを整理します。

タクシー会社・バス会社の採用ご担当者さまへ。対象人数・対応言語・管理機能・契約条件をご案内しています。

法人向けサービスを見る

※ 2026年9月時点の情報です。制度・手数料・予約状況は変わります。手続き前に、受験する都道府県の警察・運転免許センターでご確認ください。


2026年1月、特定技能の日本語要件が下がりました

特定技能「自動車運送業」は、トラック・タクシー・バスの3区分で外国人材を受け入れる制度です。このうちタクシーとバスの区分では、日本語要件が2026年1月23日の運用方針改正で見直されました。

項目

改正前

改正後(2026年1月23日〜)

乗合バス・タクシーの日本語要件

N3相当以上

A2.2(JLPT N4相当)以上

付帯する条件

—

本人同意のもとで日本語学習プランを作成/一定の場面で日本語サポーターを乗務させる等

二種免許の学科試験

95問・50分・90点以上

変更なし

下がったもの

日本語要件
N3相当 → N4相当

下がっていないもの

二種免許の学科試験
95問・50分・90点以上

👉 採用の条件は下がり、試験の条件は下がっていません。この差が、そのまま採用担当者の負担になります。日本語要件の緩和を人数計画にだけ反映して、学科試験対策を据え置くと、採用はできたが免許が取れない人材が増えます。


二種免許の学科試験は、どんな試験ですか

項目

内容

問題数

95問(文章問題90問+イラスト問題5問)

満点

100点

配点

文章問題1問1点/イラスト問題1問2点

出題形式

択一式又は正誤式(○×で答える問題が中心)

試験時間

50分

合格基準

90点以上(正答率90%以上)

受験資格

21歳以上、かつ普通免許などを受けていた期間が通算3年以上

対応言語

20言語

イラスト問題は、1つのイラストにつき3つの設問があります。3つとも正解した場合だけ2点が入ります。1つでも間違えると0点です。5問で10点分あるため、ここを落とすと90点の合格ラインが一気に遠のきます。

👉 間違えられるのは10点分までです。単なる交通ルールの暗記ではなく、旅客を運ぶ職業運転者としての判断力と責任意識が問われます。


どのくらいの人が落ちていますか

60.8%

普通二種の合格率
(タクシー)

67.1%

大型二種の合格率
(バス)

29,570

1年間の不合格
(令和7年)

警察庁の運転免許統計から、受験者数と合格者数を集計しました。タクシーに必要な普通二種と、バスに必要な大型二種では、数字が違います。

区分

受験者数

合格者数

合格率

不合格

普通二種(タクシー)

55,964

34,019

60.8%

21,945

大型二種(バス)

15,605

10,475

67.1%

5,130

中型二種

1,974

1,320

66.9%

654

二種免許 合計

76,084

46,514

61.1%

29,570

※ 令和7年の数字です。これは運転免許試験全体(受験者数・合格者数)の数字で、学科試験だけの合格率ではありません。指定教習所を卒業した人は技能試験が免除されるため、実質的には学科の結果が大きく影響しますが、厳密には別のものです。また、受けた回数を数えた数字である可能性があります。

👉 日本人を含めて、10人に4人が落ちています。90%という合格ラインは、母語で受けてもやさしくありません。日本語を母語としない人材にとっては、さらに高い壁になります。


いつから受験できますか

採用計画を立てるとき、「いつ二種免許を受けられるか」から逆算してください。受験資格には2つの道があります。

ルート

年齢

免許の保有期間

原則

21歳以上

第一種免許等を受けていた期間が通算3年以上

受験資格特例教習を修了した場合

19歳以上

保有1年以上

受験資格特例教習は2022年5月13日に施行された制度です。これを使うと、年齢で2年、保有期間で2年、条件が前倒しになります。

⚠️ 母国での免許保有期間が通算される場合があります。外免切替で日本の免許にした場合、切替の日からではありません。これは採用可否を左右するため、個別の判断は運転免許センターで確認してください。


なぜ二種免許の学科試験は、外国人材にとって難しいのですか

合格基準が90%と高いことに加えて、学ぶ過程が日本語中心であることが理由です。

  • 教習所での学科授業は、原則として日本語

  • 教習所で配布される教本も日本語のみ

  • 法令表現や設問文が抽象的で、日本語の読解力を強く要求される

試験は20言語で受けられます。しかし、学ぶ教材は日本語しかありません。この非対称が問題の核心です。外国語で受験できるようになっても、学ぶ過程が日本語中心である限り、理解が追いつかないまま本番を迎えます。

さらに教習時間は制度改正により短縮されており、学科内容をじっくり理解する余裕は年々減っています。その結果、「教習を受けた=理解できた」ではない状態が生まれやすくなっています。

👉 日本語要件がN4まで下がったことで、この問題はこれから大きくなります。N4は日常会話の入口にあたる水準です。その日本語力で、95問の法令文を50分で読み切ることはできません。


タクシー会社とバス会社で、課題の現れ方はどう違いますか

タクシー会社の場合

タクシー業界では、比較的早期に乗務を開始させたいというニーズが強く、学科試験の不合格はそのまま配属遅延と売上機会の損失につながります。

  • 不合格による再受験

  • 採用計画全体のズレ

こうした問題が起きやすく、「免許さえ取れれば現場に出せる」という前提が崩れやすいのが実情です。

バス会社の場合

バス業界では公共性・安全性への要求がより高く、単なる合格では不十分です。

  • なぜその判断が必要なのか

  • なぜその行為が危険なのか

こうした背景理解が欠けたままでは、現場配属後のリスクにつながります。そのためバス会社では、理解を伴った学科合格が強く求められます。

👉 問われているのは「単に交通ルールを知っているか」ではなく、「お客様を乗せて安全に送迎できる判断ができるか」です。タクシーとバスで課題の現れ方は異なりますが、共通しているのは学科試験対策を教習所任せにしていては限界があるという点です。


外国免許を持つ人材の場合、何を先に確認すべきですか

母国の免許を持つ人材を採用する場合、日本の免許を取る最初の入口は外免切替になります。ここで2025年10月の制度改正の影響を見落とさないでください。

  • 知識確認が10問・70%から、50問・90%へ変更

  • イラスト問題は廃止され、すべて文章問題へ

  • 実施は午後1回のみに変更

  • 合格率は約9割から42.8%へ(警察庁公表・2025年10〜12月)

  • 技能確認の合格率は13.1%

  • 不合格者の再受験が増え、地域により予約が1〜3か月待ち

👉 つまり、二種免許にたどり着く前の段階で止まる可能性があります。採用計画を立てる前に、この関門を確認してください。

通勤手段として原付免許が必要になる場合は、47都道府県の対応言語をまとめた記事もあわせてご確認ください。原付の学科試験は都道府県により0〜20言語と差があります。


Driveyの二種免許コース(2026年9月リリース)

ジップラス株式会社が提供する学科試験対策サービス「Drivey(ドライビー)」に、二種免許コースを2026年9月からご提供します。タクシー・バスなどの旅客輸送に必要な二種免許の、学科試験対策コースです。

Driveyは次のすべての学科試験に対応しています。

  • 外免切替(知識確認)

  • 仮免許

  • 普通免許(本免)

  • 原付免許

  • 二種免許(タクシー・バス)

二種免許コースが目指していること

試験の合格だけを目的にしていません。旅客を運ぶ職業運転者として必要な意識を育てることを、コースの目的に置いています。

  • ドライバーとしてのおもてなしの心や倫理観を知る

  • お客様目線の安全と、日本特有の交通ルールを学習する

👉 「単に交通ルールを知っているか」ではなく、「お客様を乗せて安全に送迎できる判断ができるか」。この意識を育てることを目指しています。バス会社が求める「理解を伴った合格」に、正面から対応するコースです。

6言語に対応しています

日本語(ふりがな付きあり)・英語・中国語・ベトナム語・インドネシア語・ミャンマー語の6言語から、従業員が自分で選べます。すべての従業員に、同じ学習機会を提供できます。

学習の進め方

機能

内容

動画で理解する

複雑な交通ルールや危険な状況を、動画で説明します。「なぜそうなるのか」から解説します

対話形式のQ&A学習

一問一答のクイズ形式で、知識の定着を確認しながら進めます

理解度確認テスト

各学習セクションの終わりにミニテストを実施し、理解度を測定します

模擬試験

時間制限を設けて、本番と同じ形式で実力を測定・分析します

👉 パソコンでもスマートフォンでも学習できます。通勤時間や休憩中など、隙間時間を使って自分のペースで進められます。


法人管理画面で、何ができますか

「いつ・誰が・どこまで学習したか」を、管理画面で確認できます。法人向けプランには法人管理画面が付与されます。

機能

できること

メンバー管理

アカウントの作成と招待/免許種(コース)別にライセンスを付与

学習管理

従業員の学習時間と進捗を確認/カテゴリー別に進捗率を把握

テスト管理

テスト結果と合格率を確認/受験日時や回数を把握

レポート

従業員ごとのデータレポートを作成/CSV・PDFでエクスポート

👉 レポートはCSVとPDFで出力できます。監理団体や本社への報告、社内の進捗会議の資料に、そのまま使えます。

入国前から学習を始められます

Web環境と端末があれば、どこでも学習できます。そのため、入国前の人材にも使えます。

外免切替コースでは、入国後すぐの知識確認に備えて、入国2か月前から学習を始める使い方をしていただいています。登録支援機関や法人のご担当者は、学習状況を法人管理画面でいつでも遠隔から確認できます。

👉 入国してから準備を始めると、外免切替の予約待ちと重なって時間を失います。配属日から逆算して、入国前から始めてください。


導入までの流れ

順番

すること

内容

1

アカウント仮登録

弊社から、仮登録用のURLをメールでお送りします

2

アカウント本登録

メールアドレスの確認とパスワード設定をして、本登録します

3

ライセンス購入

ライセンス管理画面から、利用人数分を購入します(クレジットカード支払い)

4

ライセンス付与

対象従業員の氏名とメールアドレスで登録します。従業員へ登録用メールが送られます

👉 「外国免許切替安心パッケージ」をご利用の方、請求書払いをご希望の方は、別途ご案内いたします。お問い合わせください。


料金

コース

料金(税込・1ライセンスあたり月額)

二種免許

8,800円

普通免許

6,600円

仮免許

5,500円

原付

5,500円

外免切替

5,280円

👉 ライセンス単位でのご購入なので、人数の下限はありません。法人向けプランには法人管理画面が付与されます。「外免切替安心パッケージ」をご利用の場合は、別途お見積書をお出しします。


よくある質問

Q. 二種免許の取得には、いくらかかりますか

試験場で直接受験する場合、東京都では9,800円(受験料4,500円、試験車使用料2,950円、免許証交付料2,350円)に加えて、取得時講習受講料30,300円が必要です(警視庁)。指定教習所を卒業する場合は、別途教習費用がかかります。手数料は都道府県で異なります。

Q. 採用してすぐに二種免許を取らせられますか

いいえ。原則として21歳以上で、かつ第一種免許等を受けていた期間が通算3年以上という受験資格があります。ただし受験資格特例教習を修了すれば、19歳以上・保有1年以上に短縮されます。

母国の免許を外免切替で日本の免許にした場合、切替の日からの期間ではなく、母国での免許保有期間が通算される場合があります。個別の判断は運転免許センターで確認してください。

Q. 二種免許の学科試験も外国語で受けられますか

はい。第二種免許の学科試験は20言語に対応しています(警視庁)。ただし言語によって受験できる曜日と試験場が決まっているため、事前に確認してください。東京都の場合、英語など5言語は平日毎日ですが、残る15言語は試験場ごとに曜日が指定されています。

Q. 普通免許の本免学科試験と、どう違いますか

問題数・配点・合格基準は同じ(95問・100点満点・90点以上)ですが、出題内容が違います。二種免許では、旅客の安全確保、運行管理、接遇、悪条件下での危険予測など、職業運転者としての判断を問う問題が加わります。普通免許の教材だけでは足りません。

Q. 入国前の人材にも使えますか

はい。Web環境と端末があれば、どこでも学習できます。外免切替コースでは、入国2か月前から学習を始める使い方をしていただいています。学習状況は法人管理画面から遠隔で確認できます。

Q. 従業員の学習状況は、どこまで分かりますか

学習時間、カテゴリー別の進捗率、テスト結果と合格率、受験日時と回数を確認できます。従業員ごとのレポートをCSV・PDFで出力できます。

Q. 何人から導入できますか

ライセンス単位でのご購入なので、人数の下限はありません。二種免許コースは月額8,800円(税込・1ライセンスあたり)です。


まとめ

  • 2026年1月23日、特定技能の日本語要件が下がりました。乗合バス・タクシーはN3相当からA2.2(N4相当)以上へ

  • しかし二種免許の学科試験は変わっていません。95問・50分・90点以上

  • 合格率は普通二種60.8%、大型二種67.1%。二種全体で1年間に29,570人が不合格になっています(令和7年)

  • 受験資格は原則21歳・保有3年。受験資格特例教習を修了すれば19歳・保有1年に短縮されます

  • 試験は20言語で受けられますが、教習所の授業も教本も日本語です。ここに理解の断絶が生まれます

  • 母国の免許を持つ人材は、その手前に外免切替があります。2025年10月の改正で知識確認の合格率は42.8%、技能確認は13.1%まで下がりました

  • Driveyの二種免許コースは2026年9月リリース。6言語対応、法人管理画面で進捗を遠隔確認、月額8,800円(税込・1ライセンス)

外国人ドライバーの採用は、すでに制度上可能となり、現場でも実行フェーズに入っています。だからこそ問われているのは人数の確保ではなく、いかに確実に現場へ送り出せるかです。

導入のご相談・お見積り

対象人数・対応言語・管理機能・契約条件をご案内します。デモもご覧いただけます。

お問い合わせ・お見積り法人プランの詳細

お電話でのご相談
050-1707-2462
メール:support@drivey.jp(ジップラス株式会社)

出典:問題数・配点・合格基準は神奈川県警察「大型二種・中型二種・普通二種免許(指定校卒業)の試験手続について」(文章90問+イラスト5問、文章1点・イラスト2点、90点以上)/出題形式は大阪府警察「第二種免許」(95問・択一式又は正誤式・90%以上)/受験資格・手数料は警視庁「大型二種・中型二種・普通二種免許試験」/合格率は警察庁「運転免許統計(令和7年版)」の「ア 運転免許試験受験者数、合格者数の前年比較」から算出/対応言語は警視庁「外国語により受験できる学科試験について」(2026年5月11日更新)/外免切替の改正内容は警視庁「令和7年10月1日施行・改正道路交通法施行規則について」/外免切替の合格率は警察庁公表の2025年10〜12月実績(知識確認42.8%・技能確認13.1%)/特定技能「自動車運送業」の日本語要件および受入れの枠組みは国土交通省「自動車運送業分野における特定技能外国人の受入れについて」および2026年1月23日の運用方針改正によります。受験資格特例教習は2022年5月13日施行です。制度は変わります。手続き前に必ず公式サイトでご確認ください。料金・機能は2026年9月時点のものです。

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